レンズを通る光の性質
僕は、本カテゴリ(レンズ)に関する知識はほぼ全て、中学高校で習う「レンズを通る光の性質」で説明がつくと考えています。実像とか虚像とかレンズの公式とかのアレです。
光学レンズの根底知識であるからです。
上記が理解できると、例えば以下のことが導き出せて正しく理解できるようになります。
・F値
・デジカメのレンズと天体望遠鏡のレンズの差
・MTF曲線
・EDレンズ
・収差
・ボケ
・レデューサー
・レンズ自体の長さが意味するもの(大砲レンズには意味がある)
・色収差
「レンズを通る光の性質」の知識がないと、上記が全部独立した分野であると考えてしまい、難しくて理解できないってなってしまう場合があります。「レンズを通る光の性質」が、ゆとり教育の影響を受けた分野かは分かりませんが、平成以降に生まれた方は、あまり知らない方が多いような気がします。もともと苦手な人が多い分野だったかもしれませんが・・・。
「レンズを通る光の性質」の知識がないのに、レンズの評価を初心者に説明するのは、ちょっと良くないと思います。悪気はなくても、間違ったことを言っている場面を何度も見たことがあるためです。逆に「レンズを通る光の性質」の知識があるならば、初心者であまり多くのレンズについて語れなくても、少なくとも間違ったことは言わないはずです。
「レンズを通る光の性質」は、中学生でも理解できる内容で、1日で復習できると思いますので、レンズの造詣を深めたい方は、再勉強する価値があると思います。
以下の意味が分からなかったら、忘れてる!っと判断すると良いと思います。
【レンズの公式】
1/a + 1/b = 1/f
次回以降「レンズを通る光の性質」を使って、質問に回答します!
かなりのことがレンズの公式で説明できちゃうよ!